2012年3月25日 - ほぼ毎日ブログ - 長野で自然素材の住宅リフォームなら 株式会社イマイ企画

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2012年3月25日

寒風吹きすさむ中・・・

代表の今井です。

 

21日の水曜日、超寒風吹きすさむ中、安全祈願祭を執り行いました。

 

今回は、住まいではありません。

当社では初めての宅地分譲を行うので、造成工事前に工事の安全を祈願し、土地の神様に工事をするご報告をさせていただきました。

 

しっかし、写真のとおり何もさえぎるものがない畑のど真ん中なので、超強風です。

その分譲地の一角には、大日如来様が祭られているお堂があります。

だいぶガタがきていますが・・・

 

もともとこの大日如来様は、上水内郡鳥居村川谷の地蔵の蒲という場所に祭られていましたが、1625年の大水害の際に鳥居川に流されてしまったそうです。

この如来様は、その後、1801年ここのご先祖様の枕元に立ち、「われは、福原にへ行きたい。そして、桜花4月20日に以って吾を祭れ」」とお告げがあり、おっしゃり、翌朝、鳥居川行くと、如来様(石像)が石を枕に寝ておいでになったそうである。

 

背負ってみると大変軽いので、持ち帰り、このお堂に安置すると、近所のこども達の遊び場にもなり、子育ての如来様、出世大日如来様、延命大日如来様として、近所はもとより遠方の参詣者も多かった。

 

如来様の頭の上まで乗ったり、お堂の梁に登っても不思議とこども達は、怪我をしなかったという。

 

しかし、いたずらが過ぎて、大変やかましいので、ご主人は、格子戸を設けて、大日堂にこどもらが入れないようしまいました。

 

すると、その一家が、病となったので、格子戸を外したら、病が治ったと伝えられている。

 

以来、こどもの好きな如来様として、近隣の方から親しまれています。

 

自分も子供の頃は、この廻りで遊ばせていただきましたが、

今のこどもは、あまりこんな場所で遊ばないようですね。

 

今回は、この大日堂も改修します。

ある意味文化財保存計画ですね。

徐々に解体。

屋根組みが素晴らしいので、補修しながら活用します。

こんな屋根組み。

 

わずか4.5帖の大日堂ですが、小屋組みは、異常に複雑です。

 

せっかくですから、これを活かす。

棟上(?)です。

 

これも大変な作業なんですが、写真だけではわかりませんよね。

土台、柱、桁を新材を使います。

 

その上に古材の屋根組みを設置しますが、

その古材は、水平ではありません。

それをこの新材の桁にその形のとおり、墨出しをします。

これを「光る」と自分らは、呼んでいる作業です。

 

そして、その光る作業後、新材の桁を削ります。

ただ、1回光っただけでは、なかなかピッタリ削れないので、

また、屋根組みを乗せて、光ります。

そして削る。この作業を繰り返して、しっかり設置します。

ぴったりと決まりました。

 

今回は、耐震補強も当然ですが、行います。

 

この大日堂が如来様と一緒に後世に伝わるように・・・

作業後、毎日こんな養生をします。

 

大変ですけど、これを怠ってはいけません。

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